ホワイトちゃんの日記(番外編)☆ホワイトちゃんの日記~番外編☆「あ~あ、ホワイトちゃんは今頃、アズュラーン様と楽しく過ごしているだろうなぁ。」 「そうね、秘伝の香水もつけていったことだし、きっと気に入られているわ…」 「あの子が一生懸命材料を集めて作ったその香水だけど、残りは明日香さんのモノになるんでしょ? ホントは自分が欲しかったんでしょ~」 「ま、まあね… でもホラ、ドレスもプレゼントしてあげたし、おあいこよ、お・あ・い・こ!」 「ふーん、まぁ別にいいケド… 私にも時々貸してね♪」 「ホント真夜って、ちゃっかりしてるわね~」 「ふふっ♪ ねぇ、せっかくのクリスマスなんだから、二人でパァーッと盛り上がりましょうよ。 ほら、ちゃんと用意してあるのよ!」 「あら、気が利くわね♪って、真夜まさか…ワンカップ!?」 「もちろん! あっ、明日香さんの好きな缶チューハイもあるわよっ。あとはチーチクとあたりめね♪」 「なんか色気ないなぁ…」 「気にしない、気にしない! おいしく飲めればそれでイイじゃない♪」 「じゃあ、カンパーイ!!」 「やっぱ二人だとちょっと、盛り上がりに欠けるわねぇ…」 「うーん…そうだ!! ジェイクを呼びましょうよ!! 私たち先輩二人が呼び出せば、絶対来るワ♪」 「それはいいアイデアね!! 早速呼びましょう。」 「遅いわね… 電話して、そろそろ30分になるわよ。」 「気を遣って、クリスマスプレゼントでも買ってたりして♪」 「そうね♪」 ピンポーン! 「あっ、ウワサをすれば来たわ。」 「はーい、どうぞ~」 「こんばんは。」 「遅かったじゃない! クリスマスプレゼントでも買ってきたの?」 「えっ、プレゼントですか!?」 「あら、違うの!?」 「なーんだ…」 「あっ、でもケーキがあるワ♪ カクテルやポテチも♪」 「クスッ、真夜とは大違いね~」 「なによぉ、ワンカップとチーチクのどこがいけないの?おいしいのに~!!」 「さあさあ、ジェイクは真ん中に座って♪」 「みんなで朝まで飲むわよ~!!」 「あっ、明日香さん、ジェイクにくっつきすぎ~っ!!」 「いいじゃないの、私が一番先輩なのよ!」 「ずる~い!!」 とんでもないトコロに来てしまった…と思うジェイクだったが、今さら後悔しても遅かった。 朝までウルサイ二人に付き合わされ、グッタリして帰っていった。 そして当分の間、携帯電話のスイッチは入れなかった。 おわり ジャンル別一覧
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