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ホワイトちゃんの日記(番外編)

☆ホワイトちゃんの日記~番外編☆

「あ~あ、ホワイトちゃんは今頃、アズュラーン様と楽しく過ごしているだろうなぁ。」
「そうね、秘伝の香水もつけていったことだし、きっと気に入られているわ…」
「あの子が一生懸命材料を集めて作ったその香水だけど、残りは明日香さんのモノになるんでしょ? ホントは自分が欲しかったんでしょ~」
「ま、まあね… でもホラ、ドレスもプレゼントしてあげたし、おあいこよ、お・あ・い・こ!」
「ふーん、まぁ別にいいケド… 私にも時々貸してね♪」
「ホント真夜って、ちゃっかりしてるわね~」
「ふふっ♪ ねぇ、せっかくのクリスマスなんだから、二人でパァーッと盛り上がりましょうよ。 ほら、ちゃんと用意してあるのよ!」
「あら、気が利くわね♪って、真夜まさか…ワンカップ!?」
「もちろん! あっ、明日香さんの好きな缶チューハイもあるわよっ。あとはチーチクとあたりめね♪」

 ホワイト21

「なんか色気ないなぁ…」
「気にしない、気にしない! おいしく飲めればそれでイイじゃない♪」
「じゃあ、カンパーイ!!」

「やっぱ二人だとちょっと、盛り上がりに欠けるわねぇ…」
「うーん…そうだ!! ジェイクを呼びましょうよ!! 私たち先輩二人が呼び出せば、絶対来るワ♪」
「それはいいアイデアね!! 早速呼びましょう。」



「遅いわね… 電話して、そろそろ30分になるわよ。」
「気を遣って、クリスマスプレゼントでも買ってたりして♪」
「そうね♪」

ピンポーン!
「あっ、ウワサをすれば来たわ。」
「はーい、どうぞ~」
「こんばんは。」
「遅かったじゃない! クリスマスプレゼントでも買ってきたの?」
「えっ、プレゼントですか!?」
「あら、違うの!?」
「なーんだ…」
「あっ、でもケーキがあるワ♪ カクテルやポテチも♪」
「クスッ、真夜とは大違いね~」
「なによぉ、ワンカップとチーチクのどこがいけないの?おいしいのに~!!」

「さあさあ、ジェイクは真ん中に座って♪」
「みんなで朝まで飲むわよ~!!」

 ホワイト22

「あっ、明日香さん、ジェイクにくっつきすぎ~っ!!」
「いいじゃないの、私が一番先輩なのよ!」
「ずる~い!!」

とんでもないトコロに来てしまった…と思うジェイクだったが、今さら後悔しても遅かった。
朝までウルサイ二人に付き合わされ、グッタリして帰っていった。
そして当分の間、携帯電話のスイッチは入れなかった。


おわり


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